2023年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。昨年は移動制限が解除され、人の流れやイベントの開催といった交流の機会も徐々に回復し、多くの人々の笑顔が戻ってきた年でした。改めて「移動すること」や「人と会う」という事の価値が見直された年であったと実感する事が出来ました。一方で国内経済は、複合的な要因による物価の上昇や歴史的円安をはじめ、先進諸国に比して相対的に低い競争力など、極めて予測困難な厳しい状況が続いています。

しかし、このような先の見えない時代だからこそ「未来をどう読むか」ではなく、「どのような未来を創りたいのか」と自らが創造し行動することが大切な心構えであると考えています。当事者意識を持つことで、漠然とした未来の不安は現実の課題として姿を変え、果たすべき使命が明確となり私たちは歩み続けることができます。また日々の生活の中にも、やりがいや楽しみといった「未来への希望」を与えてくれるに違いありません。

SRグループでは2023年度スローガンに「Think Beyond」 〜既成概念の枠を超えて〜　を掲げました。
海では帆船が蒸気船に変わり、陸では移動手段の馬車が自動車に変わり、空ではライト兄弟が有人動力飛行に成功した様に、私たち人類は「破壊と創造」の繰り返しにより進化を遂げてきました。人々の自由な夢が「実現可能な夢」となったのはまさに、既成概念の枠を超えた勇気ある「挑戦と失敗」の積み重ねがあったからこそ実現したものです。
私たちも目の前にある現実を時には違う角度から見つめ直し、既成の概念や常識の枠を超えた発想や行動力を持つことが、持続的成長への大きな一歩であると考えております。

これからも多様なニーズと環境変化に対応し、新たな価値を創造し続け持続可能な社会の実現に貢献いたします。そして自らが当事者意識を持ち、果敢に自己変革を続けていく企業へと挑戦を続けて参ります。今年もSRグループに対しまして、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げますと共に、皆様の2023年が健康と希望に満ち溢れる年となります事を心より祈念申し上げます。

SRホールディングス株式会社

代表取締役CEO 荒 木　栄 作